アルマイト処理
アルマイトとは、アルミニウムの陽極酸化皮膜のことです。
そして、その加工(処理工程、作業)のことを、陽極酸化処理、アルマイト処理と呼びます。
処理を施すことで、アルミニウムの表面に活性酸素が発生、アルミニウムと反応することで酸化アルミニウムとなります。
アルミニウムの耐食性、耐摩耗性の向上、装飾その他の機能の付加を目的として行なわれます。
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高耐食性アルミダイキャスト向け アルマイト処理「Sファイン」
耐食性の低さが問題となっていた、従来のアルミダイキャスト向けのアルマイト処理。
「Sファイン」は、その耐食性課題を克服する新しいアルマイト処理です。
下記のパンフレットではの「Sファイン」に関するについてご紹介しています。
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「Sファイン」の特長・仕様・効果データなどがご覧いただけます
アルマイト(陽極酸化)
特徴
硬さHv320程度のクリアーな皮膜をアルミニウム最表面に生成します。
アルミニウム中に含まれる成分によって若干の発色(灰色)がある場合があります。
耐食性に優れ、傷が入りにくく、アルミニウム材に対してもっとも多用される表面処理です。
白アルマイトとも呼ばれます。
用途・機能
用途
光学装置、画像装置、LED照明機器、半導体業界
機能
防錆性、耐擦過性、耐食性、寸法性
品質維持のための取組み
アルマイト加工の注意点
- アルマイト加工は塗装などと違い、キズや汚れを隠す効果はありません。
場合によってはむしろキズや汚れを目立たす場合もあります。 - 基本的にアルマイトの仕上がり具合は、元のアルミの状態に大きく左右されます。
元が艶が無かったりシミなどが目立つリムの場合は、アルマイト加工をしても、艶が出たりシミが消えたりという事はありません。 - アルミの材質のムラは、シルバーだと目立ちませんが、色をつけると目立つようになる事があります。
これは、新品の場合でもあり得ます。 - 色合いについても処理する対象の材質により多少印象が異なる場合があります。
黒、赤、青、金色アルマイト
特徴
- 生成法と性質は通常のマイトと同等ですが、アルマイト処理を施すと発生する表面の微細な孔に染料を入れ、封孔処理により染料を閉じ込めることでさまざまな色を出すことが可能です。
- 硫酸液で電解すると銀色、シュウ酸液で電解すると金色の色調になります。
- 「自然発色」と呼ばれる、特別なアルミニウム合金の添加元素の種類・量、電解液の種類・温度・電流密度などを組み合わせることで、アルミニウムそのものの色を変える方法もあります。
用途・機能
用途
装飾用途部品、光学部品
機能
装飾性、光学特性(基本的性能は白アルマイトと同じ)
品質維持のための取組み
アルマイト加工の注意点
- アルマイト加工は塗装などと違い、キズや汚れを隠す効果はありません。
場合によってはむしろキズや汚れを目立たす場合もあります。 - 基本的にアルマイトの仕上がり具合は、元のアルミの状態に大きく左右されます。
元が艶が無かったりシミなどが目立つリムの場合は、アルマイト加工をしても、艶が出たりシミが消えたりという事はありません。 - アルミの材質のムラは、シルバーだと目立ちませんが、色をつけると目立つようになる事があります。
これは、新品の場合でもあり得ます。 - 色合いについても処理する対象の材質により多少印象が異なる場合があります。
硬質アルマイト
特徴
硬質アルマイトとは、従来のアルマイト処理よりも電解浴の温度を低く設定、さらに電流密度を上げて、低合金アルミニウムを陽極として酸化処理する処理のことです。
従来のアルマイト処理に比べ、20倍程度の硬度や耐摩耗性・潤滑性に優れているため、航空機部品として多用されています。
最近では、軽量性や優れた耐摩耗性・電気絶縁性を生かし、機械部品や電子部品などにも用いられています。
用途・機能
用途
シャフト、ロール等摺動部品、航空機部品
機能
耐食性、耐摩耗性、高硬度、絶縁性
品質維持のための取組み
アルマイト加工の注意点
- アルマイト加工は塗装などと違い、キズや汚れを隠す効果はありません。
場合によってはむしろキズや汚れを目立たす場合もあります。 - 基本的にアルマイトの仕上がり具合は、元のアルミの状態に大きく左右されます。
元が艶が無かったりシミなどが目立つリムの場合は、アルマイト加工をしても、艶が出たりシミが消えたりという事はありません。 - アルミの材質のムラは、シルバーだと目立ちませんが、色をつけると目立つようになる事があります。
これは、新品の場合でもあり得ます。 - 色合いについても処理する対象の材質により多少印象が異なる場合があります。