抗菌メッキとは?速やかに抗菌効果を発揮し高硬度で持続性も高い抗菌メッキについて、詳しく情報をを公開、解説いたしします。

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メッキ試作Lab 抗菌製品の開発の企画、試作、量産、納品まで一貫対応が可能!抗菌メッキ加工.comでは、お客様の製品づくりを完全サポートいたします。
抗菌メッキとは 抗菌メッキの特徴

抗菌メッキとは

概要

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ニッケル系合金メッキ技術で、従来の抗菌技術(抗菌塗装、抗菌ステンレスなど)に対して10倍以上の滅菌スピードと、その後の菌の増殖を抑制する効果があります。
防かびや防藻にも有効です。
現在、食品・厨房関係では飲食品機械部品や搬送ライン、食品棚、計量機器などに、医療・福祉関係ではドアハンドル、菌培養器部品などに、家電関係では空気清浄機やエアコン部品などに採用されています。
また、一般機械アクセサリー部品や養殖設備(抗菌ステンレス金網)などにも使われています。
優れた抗菌性! 優れた抗菌性を発揮!加えて従来の抗菌処理よりも短時間で抗菌性を発揮し始め、効果も長時間持続。さらに、光の届かない場所であっても有効に働きます。
優れた防かび性! 従来の処理よりも優れた防かび性を発揮します。加えて従来の防かび処理よりも短時間で抗菌性を発揮し始め、効果も長時間持続。さらに、光の届かない場所であっても有効に働きます。
優れた防藻性! 従来の処理よりも優れた防藻性を発揮します。加えて従来の防藻処理よりも短時間で抗菌性を発揮し始め、効果も長時間持続。さらに、光の届かない場所であっても有効に働きます。
高い耐久性! 市販の抗菌塗装や抗菌アルマイトに比べて高硬度で傷付きにくく、効果が長期間持続します。
高い安全性! 抗菌製品技術協議会の定める各種安全性試験に合格しているため、安全性に自信があります。
高い加工性、溶接性! 抗菌メッキ処理後にアフター加工、溶接が可能です。加工部、溶接部も抗菌性を保持します。
優れた適用性、皮膜特性! 金属製品等、表面処理ができる材質なら何にでも処理を施すことができます。

主な用途

産業用途
  • 食品・厨房関係( 飲食品機械部品、食品棚部品、計量機器部品など)
  • 医療・福祉関係( ドアハンドル、菌培養器部品など)
  • 家電関係( 浴室乾燥機部品、空気清浄機部品、エアコン部品、掃除機部品など)
  • 淡水魚養魚場( 孵化盆ネット用抗菌金網など)
  • 機械設備・各種部品(ノブ、ネジ、ボルト、ハンドルなど)
民生用途
  • 住宅・台所(排水口、三角コーナー など)
  • 健康用具(エキスパンダー、爪切り、耳かき、毛抜きなど)
  • アミューズメント製品

注記
以上は、抗菌めっきとしての採用例。他に、抗菌めっき技術を応用して開発された抗菌粉末については、抗菌防かび防藻用スプレーコートなどに採用されています。

抗菌メッキでできる色

ご要望に応じて、銀白色と黒色に対応可能です。また、バフ研磨、ショットブラストなどの加工により、仕上がりの外観を変える事ができます。

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銀箔色

 

銀箔色 梨地 

 

黒(艶あり)

抗菌メッキの特徴

近年、病原性大腸菌O-157による食中毒やMRSA(メシチリン耐性黄色ブドウ球菌)による院内感染などが大きな社会問題となり、食品・医療分野を中心に抗菌製品のニーズが強まっています。そのような社会情勢を背景に、有機系・無機系にわたって各種抗菌処理や抗菌製品の開発が活発に進められています。

無機系材料は、有機系材料と比較すると、安全性、耐久性および抗菌効果の持続性が高いことから、昨今とくに関心が高まっています。けれども、多くの無機系抗菌材料の最大の問題点は、速効性に劣ることであり,また持続性も有機系よりは優れるものの不十分である点に問題がありました。これらの問題をクリアしたのが抗菌メッキです。

また近年、美観を損ねたり菌の温床となることから、かびや藻の生育を抑制する効果(いわゆる防かび性,防藻性)を有する材料のニーズも高まっています。けれども、無機系抗菌材料は有機系とくらべて,それらの効果が非常に小さく、現在報告されている防かびあるいは防藻材料の多くは有機系です。けれども、私たちがご案内する抗菌メッキは、有機系材料にない強みはもちろん、従来の無機系材料の問題も解決されています。

ここでは、上記のような、抗菌メッキの強みをまとめ、私たちが抗菌メッキをオススメできるポイントをまとめて掲載します。

特徴1 優れた抗菌性!

優れた抗菌性を発揮!加えて従来の抗菌処理よりも短時間で抗菌性を発揮し始め、効果も長時間持続。さらに、光の届かない場所であっても有効に働きます。

■抗菌メカニズム
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抗菌メカニズムは以下のように考えられています。
(1)抗菌メッキ 表面の吸着水膜を介して抗菌メッキの抗菌性有効成分がイオン化
(2)イオンが浮遊バクテリアと接触
(3)バクテリアを死に至らしめる

■市販材よりも効果速く、高い効果

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■各種病原菌に対して優れた効果

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■試験方法
(フィルム密着法:抗菌製品技術協議会認定法)

■試験操作
大腸菌(IFO13500)濃度が5×106CFU/mlとなるように調整。試験片に調整菌液を接種し、フィルムで覆って、30℃ で保持。
生菌数測定:SCDLP培地を用いて洗い出し、菌数測定用培地を用いた平板希釈法によって生菌数を測定。

※特に光を必要とせず、私たちの生活環境で速やかに抗菌効果を発揮します。

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■試験方法(拭き取り法)
拭取り方法:清掃前に設置した試験片(100mm角)を滅菌綿棒にて拭き取った。
生菌数測定:洗い出し液中の生菌数を標準寒天培地(35℃)を用いた平板希釈法によって測定した。

特徴2 優れた防かび性!

優れた抗菌性を発揮!加えて従来の抗菌処理よりも短時間で抗菌性を発揮し始め、効果も長時間持続。
さらに、光の届かない場所であっても有効に働きます 。

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■試験操作
PDA培地に黒麹かびを生育させ、胞子をPD培地に掻き取って培養液とした。
試験片に培養液を接種し、28℃ で保持した。

■増殖率測定
細胞増殖測定用色素を添加後、570、600nmの2波長の吸収値の差を分光光度計で測定、培地のみの吸収値の差との比較により、増殖率(%)を算出した。

特徴3 優れた防藻性!

従来の処理よりも優れた防藻性を発揮します。加えて従来の防藻処理よりも短時間で抗菌性を発揮し始め、効果も長時間持続。さらに、光の届かない場所であっても有効に働きます。

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■試験操作
PDA培地に黒麹かびを生育させ、胞子をPD培地に掻き取って培養液とした。
試験片に培養液を接種し、28℃ で保持した。

■増殖率測定
細胞増殖測定用色素を添加後、570、600nmの2波長の吸収値の差を分光光度計で測定、培地のみの吸収値の差との比較により、増殖率(%)を算出した。

特徴4 高い耐久性!

市販材に比べて高硬度で傷付きにくく、効果が長期間持続します。

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■摺動摩耗試験
相手材:SUJ2ボール
約1kgf/mm2-1cm×1万回往復

特徴5 高い安全性!

※抗菌製品技術協議会の定める、各種安全性試験に合格しております。

■毒性なし
  抗菌メッキ 2000mg/kg投与後日数
1日 7日 14日
0 / 5 0 / 5 0 / 5
0 / 5 0 / 5 0 / 5

急性経口毒性試験でのラットの死亡率
(財)日本食品分析センター調べ
(平成10年9月11日 第598070191‐001号)
■刺激性なし
  抗菌メッキ 膜48時間閉塞貼付後
(男性13名、女性7名、計20名)
男性 0%(紅斑全く見られず)
女性 0%(紅斑全く見られず)

ヒト皮膚貼付試験での刺激症状発症率生活科学研究所調べ
(平成13年5月14日 第01‐XII‐0501号)

特徴6 高い加工性、溶接性!

※抗菌メッキ処理後にアフター加工、溶接が可能です。加工部、溶接部も抗菌性を保持します。

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特徴7 優れた適用性・皮膜特性

※適用材質
金属製品等、表面処理ができる材質なら何にでもできますが、ステンレス、アルミニウム、チタンな どの材質をお薦めします。

※皮膜特性
硬度 HV約500
靭性 ダイヤ圧子20kgf 押込みで割れなし
密着性 1mm碁盤目でテープ剥離なし
耐衝撃性 デュポン試験(500g-500mm)にて割れなし
耐熱衝撃性 300℃ 熱処理後、1mm碁盤目でテープ剥離なし
耐傷付性 相手材SUJ2、荷重1kgf/mm2 の擢動で傷付かず

抗菌メッキ 納入事例

抗菌メッキは、医療、水処理、福祉、住設機器、理美容健康、食品厨房、理化学機器分野などで活躍しております。
抗菌メッキは、細菌、ウィルス、カビ、藻の発生しやすい場所などで強力に抑制する働きをします。

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様々な取手、ハンドルなどの抗菌めっき金属部品は、医療福祉機器、食品装置などの安全性と信頼性を高めます。

 

この排水口、抗菌めっきによ る抗菌効果でカビの発生とヌ メリを抑えることができます。 [(株) ヤマハリビングテック カミトリ名人+(プラス)]

 

水カビや藻の発生を抑制する機能がある抗菌めっきは、水処理に関わる装置、分野で活躍しています。

抗菌メッキがよく使われる分野

医療分野 水処理分野 福祉分野 住設機器 理美容・健康 食品厨房 理化学機器
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